萩尾望都






萩尾望都先生は、少女漫画の枠を超えていろいろなジャンルの内容を
描かれていました。
「ポーの一族」は、エドガーとアランがいろいろな時代に登場して話が展開していきます。
当時、とても不思議な気持ちにさせられました。


エドガーは1774年 4歳のときに
生まれたばかりの妹メリーベルとともに森に捨てられますが、
老ハンナ・ポーに拾われ、以後、老ハンナの館で育てられます。
14歳のときに大老(キング)ポーによりポーの一族(バンパネラ)に加えられ、
ポーツネル男爵夫妻の養子になります。
3年後、メリーベルも一族になります。
妹メリーベルにはことに深い愛情を寄せ、常に人間に戻りたがりながらも
メリーベルを守るため呪われたバンパネラとして生き続けなければならない
矛盾に悩み苦しみます。
1879年、メリーベルと男爵夫妻をなくした後、
アランを一族に加え、以後100年近くの時を2人で駆け巡るのです。


「ポーの一族」は、今でも読み返してみたいと思うのですが、
本を持って
いないので残念です。
でも、今の時代ならネットでいくらでも昔の漫画を買う事ができますよね。





萩尾望都先生のSF作品がとても
好きでした。
もともとSF好きなのですが、この
「11人いる」は、内容や展開とも
素晴らしい作品でした。
学生たちが最終試験で一つの宇
宙船に10人送り込まれたはずだ
ったのが、11人いて、11人目は
一体誰なのか?疑惑や懐疑のな
か、宇宙船の内部がウィルスに汚
染されて、生命の危機に陥る。
一人一人の人物設定が、見事に
表現されていて、まるで映画を見
ているような感じで、ページをめくり
ました。
NHKで人が演じてドラマ化された
事がありましたが、何だか笑ってし
まいました。
確か、アニメ化もされたと思います。
でも、やっぱり漫画が一番ですね


「スターレッド」もSF作品でした。
火星人のレッド
星をめぐって
地球から火星へ、そして宇宙へと

話がだんだん大きくなって、
萩尾望都先生も手が
付けられ
なくなったと本に書いていました。

この作品の前に少年誌で
「百億の昼と千億の夜」
という漫画を
連載していました。
少年誌なので、表現や描き方を

若干変えて描いていたみたいです。
この「スターレ
ッド」も、
少女誌に戻ってから描いたのですが、
描き方がちょっと少年漫画していた
ような気がしました。